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・1999年12月にあった大阪モーターショーでプラグケーブルにシールドを被せた物のデモをしていた。
・デモはシールドのアースを外すとスパークが弱くなり付けるとスパークが強力になると言う物で、有るホームページでこれを「ノロジー効果」と表現されていた。
・どういう原理かと訪ねたがもう一つ要領が得ない、シールドを被せているだけだとか何とか。
・まあ企業秘密があるからそう簡単には話は出来ないとは思うが興味があったので帰りに日本橋によりシールド線とひしチューブを買ってきた。
・構造は判らないので単にプラグケーブルにシールドを被せひしチューブでその上から絶縁しただけである。
・点火トランスの手持ちがなかったのでエンジンに付けて実機でテストしたが特に変わったようには見えなかった。
・写真はシャッター開放1秒で撮影した。
・1番と3番のプラグ(順番はシリンダーブロックのリヤーが1番)は寄生振動の影響かプラグ側にスパークが飛ばずにアース目がけて稲妻のようなスパークが出た。
・その後近所の車屋さんで中古の点火トランスを買ってきてバラックでケーブル単体のテストをしたがシールドのアースの有無は全く関係がなかった。
・電気的に見ると高圧回路にコンデンサーをつけたような格好になるので共振すれば結構いけるのではと淡い期待を抱いていたのだが容量が少なすぎると思われる。
・そのため単なる積分回路となり逆にパルスの立ち上がりが鈍ってくるだけのようだがオシロスコープで見てもあまり違いが良く判らなかった。
・と言うわけでノロジー効果の実験は失敗に終わってしまった、ノウハウが判ればまたトライしてみよう。
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