| Home| メンテメニュー|


【点火時期の調整】

ディストリビューター外観



ディストリビューター固定ボルト



タイミングライト



クランク角ゲージ(ウインドウーウオッシャータンク付近より)

・点火タイミングを調整するのはディストリビューターの下部にある固定ボルトを緩めて行います。

・補機類を全く外さない状態ではなかなか手が届きにくくて作業が出来ませんので、エアークリーナを取り外します(取り外しはエアークリーナーの手入れの項目を参照して下さい)。

・ディストリビューターの中ではローターが上から見て左回りに回っていますので
  本体を右に回す:点火時期が早くなる
  本体を左に回す:点火時期が遅くなる
となります。

・調整ですが普通は動かすことがないので固着気味で回すのが固いことがあります、回しすぎないように注意して下さい。

・これくらい、と思う位置になれば固定ボルトを締めて下さい、絞めずに回してエンジンをかけたところディストリビューター本体がぐるぐる回ってプラグコードがスパゲッテイみたいに絡まった人がおられるようです。
 (Jのオーナーではありませんが)

・エンジンをかけて1番若しくは6番のプラグコードにタイミングライトのクリップを挟みタイミングライトを点灯させ、クランクプーリーの所にあるクランク角ゲージで点火時期を確認します。
 この時プラグコードは可能な限りバラバラにして近づけないようにして下さい、誘導を受けて他のプラグの点火時にタイミングライトが点灯することがあります。

・点火時期は一応ボンネットの裏側に記載されていますがこれがない場合には、エンジンの容量、製造時期により色々ありますのでご自分の車がどれに該当するか良くお確かめの上調整して下さい、参考までに下記に表を付けておきます。

・一応こういうことになっていますが自分の車がどれに該当するか良く判らないとか、タイミングライトがないと言うのが実体で目安としてはノッキングを起こすちょっと手前が最適です。

・調整が完了したらディストリビューターの固定ボルトがしっかり締まっているのを確認の上エアークリーナーを元に戻します。

・試験走行を行い色々なパターンでノッキングが起きないか確認します、もしノッキングが起きるようなら点火時期が早いので少し遅らせるように再度調整を行います。

・そのままにしておくと異常燃焼でシリンダーヘッドに穴が開いたり、エンジンに力がなくなったりすることがありますので良く確認をして下さい。




タイプ別点火時期一覧表

ちなみに私の '87 年式 XJ-6・Sr3 は 14゜B.T.D.C/800rpm です。
排気量3.4 4.2
TYPE(注1) Pre81 After81 Emiss A Emiss A Emiss A/D Emiss A
製造年     1979-80 1982 Pre83 1983
点火時期 8゜B.T.D.C 8゜B.T.D.C 4゜B.T.D.C 14゜B.T.D.C 8゜B.T.D.C 14゜B.T.D.C
測定条件(注2) Static $ at 800rpm $ & &
アイドル回転数 750rpm 750rpm 750rpm 750±50rpm 750rpm 800rpm

排気量4.2
TYPE(注1) Emiss A Emiss B Emiss C Swiss Australia
製造年 1984-   1985-6 1985-6 1985
点火時期 17゜B.T.D.C 6゜B.T.D.C 14゜B.T.D.C 4゜±2 B.T.D.C 4゜B.T.D.C
測定条件(注2) & $ ! $ at 800rpm
アイドル回転数 800rpm 750rpm 750±50rpm 800±100rpm 800rpm

注1:TYPE  A Emission North America and Japan(1978-80)
 B Emission Rest or World
 C Emission Canada and Japan 81 on and Australia 1986
 D Emission Australia -85 Sweden and Swizeland
 E Emission Saudia Arabia
注2:測定条件  $=Vac off idle normar run temp
 &=700rmp with vac off
 !=at 3000rpm

inserted by FC2 system