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【アイドル&ミクスチャー調整つまみ製作】


  • 普段は触ることのないアイドル回転数調整やアイドルミクスチャーなどの調整は六角レンチを使わないといけません。
  • 特にアイドル回転数の調整はインマニのチャンバー直付けでその手前側にエアーフローメータがデンと付いている上に奥まっていて手が入りにくく回りの配管などが邪魔をして六角レンチを動かせる角度がごくわずかと難儀します。
  • 沢山回したいときには六角レンチを一旦抜いて角度を変えてまたセットし、少し回しては抜いてセットし直しと大変です。
  • エンジンが暖まっているとどこもかしこも熱くて素手ではとても調整出来ません。
  • フレキシブルになったドライバーなどでやってみたのですがバネ部分が太くて入らなかったり角度が少しきつくて上手く行きません。
  • 一方アイドルミクスチャーの調整ネジはエアーフローメーターの上に付いているので調整はし易いのですがこれも六角レンチになっています。
  • おまけにエアーフローメータのボディーに開けられた穴の奥深くに入っているので長い六角レンチが必要です。
  • 滅多に調整することはないとは言え不便です、特にアイドリングのばらつきが気になりちょくちょく触りたいので簡単に回せるようにしてみました。
  • 方法はいろいろ考えられると思いますが専用の延長棒にしてみました。
  • 先端は使用する六角レンチのサイズに合わせて軸を延長し、ケースの外まで突き出して頭にはギザギザを付けて回し易いようにしました。
  • ネジ部とシール用のOリングにはシリコングリースを塗って滑らかに動くようにしておきましたので特にアイドリング調整は手袋をしたまま指先一つでツマミを回せるようになりました。
  • これ位であれば旋盤とフライス盤が有ればいとも簡単に作れます、皆さんも挑戦してみてください。





  • エンジンルームの配置です、赤丸の位置がエアーフローメーターのボディー上に有るアイドルミクスチャー調整ネジです。
  • アイドル調整ネジはこの奥にあります。
  • 余談ですがXJ6−Ser3までの6気筒エンジンは右サイドが吸気系、左サイドが排気系になっています。
  • XJ40はこれが逆になっています。

  


  • 有り合わせの材料で作った調整用のツマミです。
  • 長いのがアイドルミクスチャー調整用、短いのがアイドリング調整用です。
  • 頭には回した量が判るように印を付けておきました、マジックでも何でもOKです。

  


  • 左の写真が調整用のツマミです。
  • 右の写真はアイドルミクスチャー調整用のネジです。
  • 取り出して綺麗に掃除しネジ部とOリング部にシリコングリースを塗って滑らかに動くようにしておきます。
  • アイドリング調整用のネジも同じように手入れしておきます。

  


  • アイドルミクスチャー調整用のネジとツマミを組み合わせるとこんな感じになります。

  


  • 左はエアーフローメーターにあるアイドルミクスチャー調整用の穴です。
  • ここに上の写真のネジとツマミをねじ込みます。
  • 右の写真は斜め後ろからそれぞれのツマミをセットしたところを撮しています。
  • 小さなことですがこんなことでもメンテが楽になります、いちいち六角レンチを持ち出したりしなくても良く、時によっては落として探し歩いたりとメンテ以外のことが結構面倒なものです。
  • 皆さんも色々工夫してみてください。

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