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- 冷却水ヘッダータンク中央の補強部分にクラックが入り何度も修理したのですが時間が経てば漏れ出すので交換することにしました。
- 2枚目の写真をご覧頂くと中央の補強部分に漏れたクーラントが少し溜まっています。
- 前準備としてヘッダータンク内のクーラントを灯油用のポンプなどを利用して空にしておきます。
- ヘッダータンクにはラジエター等と連絡しているホースが3本とアトモスタンクに連絡しているホースが1本、それにレベルセンサー用のリード線がつながっていますのでこれらを取り外します。
- 場所は写真の赤丸で囲んだところです、クランプを緩めてホース類を外しますがホースは再利用しますので傷めないようにしてください。
- レベルセンサー用のリード線は差し込んであるだけなので引っ張れば外れます、ホースなどが取り外せたら今度はタンクの取り外しです、2枚目の写真の赤丸内にあるボルト3本を緩めると外れます。
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- レベルセンサー用のスイッチ部分を拡大したところです。
- このスイッチは電極式となっており、形状は丸棒で単に差し込んであるだけです。
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- 電極部分を引き抜いたところです。
- 簡単に引き抜けます。
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- SUS製の新しいヘッダータンクです。
- オリジナルのタイプもありますが、強度面および価格面からSUS製を選びました。
- 取付寸法やホースの継ぎ手部分のサイズは同じで全く問題有りません、ポン付けできます。
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- 新しいタンクのレベルセンサー取付部です。
- フランジの下に小さく空いている穴です。
- ここにゴムブッシュを入れます。
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- レベルセンサー用のゴムブッシュです。
- 古い物が綺麗に取り外すことが出来れば良いのですが多分ゴムは硬化してボロボロになると思います。
- 安いパーツですので交換しておきましょう。
- タンクとは別売りなので注文を忘れないように。
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- 新しいタンクにレベルセンサー用の新しいゴムブッシュを取り付けたところです。
- これにレベルセンサー用の電極を差し込みます。
- 差し込んだだけで十分にシールされます、特別なことは必要有りません。
- タンクの内圧が上がるとゴムブッシュが押され電極部分は細くなりますがその力と電極に掛かる抜ける力とのバランスでシールできているようです。
- なかなか巧く考えたものですね、余分なパーツをいっさい必要とせず単に穴を開けるだけで良いので加工の手間も掛かりません。
- 冷却水のように1キロ程度の圧力であれば他にも応用が出来そうです。
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- ヘッダータンクを取り付けたところです。
- ホース類とレベルセンサー用の配線を元に戻します。
- 先に抜いたクーラントを一杯まで満たし漏れのないことを確認して完了です。
- これで漏れの心配が無くなりました。
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