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- メカファンの取り外しは
「ラジエター冷却ファンの取り替え」を参照してください。
- ラジエター関係のホース類も全部外します。
- この際ラジエターフィンの大掃除もやっておきましょう。
- エアコンのコンデンサーとの間に結構ゴミがたまっています。
- フィンを掃除するだけでエアコンもエンジンも本来の性能が発揮できるようになりよく冷えるようになります。
- 知り合いの電装やさんのお話ではエンジンとエアコンのために年に1度くらい掃除するのがベターとのことです。
- ファンを取り付けているスタッドボルトも干渉するので抜きました、使用されるファンに応じて行ってください。
- 取り外したメカファン用のシュラウドと電動ファンです。
- こうしてみるとメカファンのシュラウドは結構大きいです。
- ファンは2連で7枚羽根と5枚羽根のものが付いていました、7枚羽根のファンをラジエター冷却用に、5枚羽根のファンをエアコンのコンデンサー冷却用に使い分けしました。
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- 寸法的にうまくゆけるかどうか確認します。
- 上下はラジエター側が若干大きく、左右はファン側がフィンよりはみ出して左右のチャンバーに掛かってます。
- ラジエターの冷却水出入り口の配管部分が電動ファンのシュラウドと干渉しています。
- あとはファンの奥行きでウォータポンププーリー、パワステオイルポンププーリー、エアコンコンプレッサー電磁クラッチとベルト類と干渉しなければOKです。
- この段階ではまだ分からずに実際に仮組みした結果何とか収まると言うことが判明しました。
- 従ってアリストのファン以外を使われる場合は上記の点をしっかり見ておく必要があります、エンジンが若干前後に動いても干渉しないように 10mm 以上の隙間が欲しいですね。
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- 電動ファンのシュラウドとラジエターの干渉するところを切り欠くために位置をけがきます。
- 金鋸でくり抜いたあとラジエターとの隙間を埋める必要があります。
- 結構大きな隙間が出来るので缶スプレーなどのビニールキャップを切り開いてあてがいブラインドリベットで固定しました。
- ここの隙間をふさいでおかないとファンから出た熱風が還流して冷えが悪くなります。
- 電動ファンのシュラウドとラジエターの間にもスポンジの隙間テープを貼り隙間風!を防ぎます。
- ファンシュラウドの加工が終わったので電動ファンを仮組みします。
- これで各部の干渉などのチェックを行い問題のないことを確認します。
- 次はファンの取り付け架台の加工です。
- 電動ファン側はファンに付いている取り付け部分を流用、本体側は既設メカファン用のファンシュラウド固定位置を利用しました。
- まず電動ファンの上下に 30mm のアングルを渡してファンを固定します。
- 次に既設メカファンのシュラウド取り付け位置に合わせた特製のL型金具で車両側に取り付けます。
- 運転中に外れると大変なのでしっかり固定します。
- 左の写真は上部取り付け部分です、右上側がラジエター上部取り付け部分で既設取り付け穴を利用しています。
- 写真の左下が電動ファン本体部分です。
- 写真の左上から右下に走っているのがサポート用のアングルでこれにファンがぶら下がり、中央のL型金具で本体側に固定しています。
- ラジエター下部の取り付け状況の写真が撮れてませんが要領的には同じような方法で取り付けます。
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- 取り付けが終わったところです。
- きちきちの状態でファンプーリーとベルトが右のファンのFETスイッチと干渉したので取り付け金具を追加してFETスイッチの位置をずらしました。
- このFETスイッチはファンの風を当てて自分で冷却するようになってますので位置を変えても必ずファンの風が当たるようにする必要があります。
- 電動ファン側の上下寸法がラジエターより小さかったので上下に若干の隙間が出来てますがその分取り付けが上手く行きました。
- もし電動化にチャレンジされる場合でアリストのファンを使われる場合はラジエターとエンジンとのクリアランスが非常に狭く電動ファンがすんなりとは入りませんので要注意です。
- ラジエター&エアコンコンデンサーの上部サポートである鉄板部分を外してラジエターを少しでも前側に倒して余裕を作って作業をした方がいいでしょう。
- それと電動ファンを納めてしまうまではラジエターのフィンに段ボールを当てて養生しておきます、アルミフィンは一寸物が当たると簡単に曲がってしまいます、フィンの修復成型が結構面倒です。
- またファンが結構重いので納めるときに自重でゴトンと落としてしまいましたがそのときにファンシュラウドにとめているモーターの骨を2本ばかり折ってしまいました(^^;
- そのままでもとりあえずはいけそうな感じだったのですが長期使用を考えるとちゃんと直しておいた方がいいのでL型金具を加工して折れた部分の接骨をしておきました。
- この写真には入ってませんがラジエター上部にあるメッシュの通気口にはラジエター冷却後の熱風が還流するのを防ぐと同時に走行中の外気でエンジンルームを冷やすためにゴムのフラップをつけておきます。
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- エンジンルーム内に設けた電動ファン専用電源パネルです。
- ファン 2 台が同時に回ると 34A もの電流が流れるので専用の回路を設けました。
- バッテリーから出てヒュージブルリンクを通ったあとバルクヘッドのターミナルで各部に分岐していますがこの端子からファン用の電源を分岐しました。
- 大元の電源ヒューズ、各ファンに分岐するヒューズ、ヘッドライト&フォグランプ分岐用のヒューズを設けてます。
- ヒューズをエンジンルームに設置したので当然周囲温度が高く、ヒューズを定格ぎりぎりで使うと裕度がなく切れやすくなります、十分余裕を見ておいてください。
- 走行中に切れて予備のヒューズがないと車は走れなくなりますので非常に重要なパーツです。
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