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【シリンダーブロックの水漏れ修理】

シリンダーブロック水漏れ状況

・シリンダーブロックの右のコアープラグからの水漏れ状況です。

・この後(左)側のプラグからも漏れています。

・これはまだ初期の段階で漏れが少ないですがゴソゴソさわっている内に傷口がだんだん大きくなってきました。

・ここの部分は要は鉄板の蓋でシリンダーブロックの鋳物をふいたときの砂抜き穴と聞いています。

コアープラグの腐食状況

・水の管理が悪かったのでしょう、冷却水系統の洗浄を行い新しいクーラントを入れたところ漏れ始めました。

・今まで錆で何とか止まっていた漏れが洗浄することにより悪化したようです。
作業風景

・コアープラグは固着していますので少々引っ張っても取れません。

・そこでプラグに金鋸の歯が入るくらいの穴を明けブロック側に傷を付けないように注意しながらエッジ部分に切り込みを入れます。

・その後切り込みに衝撃を与えるとプラグが緩みます。

・こういったところでスライディングハンマーが使えれば楽なのでしょうが生憎と持っていませんでした。

・ここらの作業状況の詳細は「メンテ日記」の「平成12年7月29、31日」をご覧下さい。
錆の状況


・コアープラグを外して内部を鏡で覗いたところこの様に錆が堆積していました。

・この部分は形状的に溜まり易そうなところです。
プラグホール手入れ前1


・コアープラグホールの手入れ前の状態です。
プラグホール手入れ前2


・もう一つ後側のプラグホールの状態です。
新しいコアープラグ1


・新しいコアプラグを挿入したところです。

・プラグホールはワイヤーバフを掛け錆などを落として綺麗にしておきます。

・プラグホールとコアープラグの外周にはシリコンシーラントを薄く塗ります。

・プラグをハンマーで平行に叩き込みます。

・端面より2〜3mmほど押し込みますが予備のコアープラグを裏向けにしてあてがい叩き込みます。

新しいコアープラグ2


・この時叩き込みすぎないように注意して下さい。

・古いプラグは横から叩けば簡単に外れると思います。

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