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エンジンを掛けたところボロポロと音がしだしました。
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ボロボロいいながら走っているといかにもボロ!車のように見えるので早速点検です。
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場所は車体の下から聞こえてくるので覗いてみましたが見えません、
どうもマフラーに穴が明いたようです。
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エンジンを掛けて漏れている場所を探すのですがエンジンの音がやかましくてなかなか見つかりません。
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おまけにマフラーの化粧カバー?が邪魔をしてよく判らず、仕方がないのでこれも外しました。
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耳で聞いていてもなかなか場所を見つけられないので異音を調べる聴音器の検出棒を外してパイプから直に音が聞こえるようにして調べたところ、左のマフラーに入る手前のS字パイプのところに大豆くらいの大きさの穴が明いていました。
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丁度手持ちに薄いアルミ板が有るのでこれを患部に巻きシール剤でシールし、アルミを巻き付けることにしました。
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シール剤の接着性をよくするためマフラーの穴明き部分の周囲を回転式のペーパーで錆落としをします。
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照明の加減で赤く錆びているように見えますがピカピカに磨き上げています。
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これが材料です。
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マフラーなどの排気管の継ぎ手用でファイアーガムと書いてあります。
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あとは巻き付けるアルミ板と、それを止めるホースバンドです。
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アルミ板の加工ですが板金やさんがよく使っている「つかみ箸」と言うペンチのようなもので先の挟むところの幅が45mmありお辞儀をしたように曲がっている工具を買ってみました。
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単に直角に折り曲げるだけであれば机のコーナーなどにアルミをあてがい、たる木などで曲げる部分を叩くと綺麗に直角に曲げることが出来ます。
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しかし薄い板を重ねて繋ぐ場合端部の折り曲げ加工は包み込むようにする必要がありそれなりの道具が必要です、このつかみ箸はなかなか便利な道具なんですね。
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こんな方法は初挑戦ですが上手く行けばスマートに仕上げることが出来ます。
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アルミ板を患部に巻き付けてくるりと1周した端っこをこのつかみ箸で折り曲げた相手側と重ねてやると綺麗に仕上がります。
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患部の寸法からアルミ板を幅50mm、長さ180mm位に切り取り端っこを直角に折り曲げ加工します。
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マフラーにあてがいもう片方の端っこを先ほど曲げたところにきっちりと合うようにつかみ箸でちょこっと折り曲げて癖を付けておきます。
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あとは患部にシール剤を塗り先ほど作ったアルミ板をあてがって繋ぎ部分が患部に来ないように位置をずらし、つかみ箸で端っこを折り曲げてパイプに密着させます。
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初めての作業でしたが思ったより簡単に出来ました。
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あと、マフラーの曲がっている部分はアルミ板との間に若干隙間が出来るのでシール剤を押し込んでおきます。
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思ったより綺麗に密着させることが出来ましたのでホースバンドは使わずにこのままで行くことにしました、これで当分持つでしょう。
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乾燥は気温20度で8時間、エンジンを掛けてアイドリングで20〜30分です。
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早速エンジンを掛けてみましたが現金なものでたちまち静かになりご機嫌です。
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修理部分の拡大です。
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しかし1箇所穴が明くと言うことはこれからあちこち穴が明いてくるのでしょうね、困った。
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