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・ラックマウントを外してラックを取り出したところです。
・まずマウント3箇所のボルトナットを緩めます。
・パワステポンプの配管を切り離します、口径を変えてあるので間違うことはありません。
・ハンドルのユニバーサルジョイント締め付けボルトも外します。
・タイロッドはロックナットを緩めロッドの端の6角部分にスパナなどを掛けて緩めてしまいます、この時ねじ込み量と回転角度がどこかしっかりマークしておきます。
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・私は白のスプレーを吹き付けボールジョイントとタイロッドにマジックでマークしておきました。
・タイロッド1回転でトーが数ミリずれますので重要です。
・結構重いのでラックが外れた瞬間は注意して下さい。
・左のラックマウント部分です、ゴムワッシャーは片方しか残っていませんでした。
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・右のラックマウント部分です、左と同じくゴムワッシャーは片方しか残っていませんでした。
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・左クロスメンバー側のラックマウント部です。
・下のボルト穴を使用します、上のボルト穴は左ハンドル用です。
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・右クロスメンバー側のラックマウント部です、下側しか見えてませんが上部にもう1個ボルト穴があります。
・右ハンドルの時は上下2個とも使用しますが左ハンドルの時は下部のみ使用します。
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・タイロッドエンドのボールジョイントです。
・ゴムブーツの破れや動きが固くないかチェックします。
・白いのはマーキング用にスプレーを吹きました、マジックでマーキングしているのが見えます。
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・ステアリングギヤーボックス(下部)と油圧コントロールバルブ(上部)です。
・傾けると配管継ぎ手部よりATFが出てきますので、この際オイルチェンジを兼ねて出来るだけオイルをだしておきます。
・上の軸は手で回りますのでラックを右に左にと動かしながらやるとどんどんATFが出てきます。
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・ステアリングギヤーボックス上部にあるハンドル側のユニバーサルジョイント接続部です。
・締め付けボルトを通す切り欠きが有りますので元の状態に難なく戻せます。
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・ステアリングラックから古いマウントブッシュを取り外したところです。
・取り外しはプレスで押し出すかバイス等でブッシュの回りを支えて同径のブッシュなどをあてて叩き出します。
・私は頃合いのブッシュがなかったので21と19のソケットレンチのコマを当てて叩き出しました。
・前に並べているのが新旧のブッシュです、黒いのが新しい強化型のブッシュで叩き込まなくても入ります。
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・ギヤーボックス側のマウントホールです、左側が古いブッシュ、手前のが3分割式の強化型ブッシュです。
・新しいブッシュは左右からマウントホールに差し込み、真ん中にボルトを通すパイプを入れます。
・新しいブッシュはきちきちですが叩き込まなくても手で押し込めます。
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・左側のブーツです。
・最初は1箇所裂けていたのでビニールテープで水やゴミが入らないように養生していました。
・取り替えるためビニールテープを取るともう1箇所裂けていました、ブーツの他の谷の部分を良く見るとどれもこれもひびが一杯で今にも裂けそうでした。
・これはエキゾーストパイプからの熱の影響が大きいと思われます、ちなみに右側は全く綺麗な状態でした。
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・ブーツの取り替えはバンドで止めてあるだけなので緩めればすぐに取れます。
・古いブーツを引き抜き新しいブーツを取り付けてバンドで締めれば終わりです、バンドは再利用します。
・この時ラック側のバンドは締め付けていいのですがタイロッド側はタイロッドをボールジョイントにねじ込まなければならないのでルーズにしておきます。
・ラックを元通りに取り付け配管、ハンドルのユニバーサルジョイント、タイロッド、タイロッドブーツのバンドも復旧します。
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・パワステのオイルタンクにATFを一杯入れてハンドルを左右に数回目一杯切りエアー抜きを行います、この時前輪は浮かしたままで行います、しかしこの段階ではほとんどエアー抜きできません。
・次にエンジンを掛けて再度エアー抜きをしますがエンジンを掛けた途端にオイルタンクが空になると思いますのでATFをすぐに補充します。
・オイルタンクからエアーが抜けなくなるまで数度ハンドルを右左に目一杯切ります、タンクのレベルが減っていれば再度補充します。
・最初は泡が多くて判りにくいですがよくみてください。
・最後にタイヤを付けて前輪を降ろしパワステに負荷を掛けた状態(据え切り)で数度ハンドルを切ってエアー抜きをします、タンクのレベルが減っていれば補充して完了です。
・配管継ぎ手からのオイル漏れやその他締め付け忘れ、工具などの置き忘れなどがないことを確認して試運転に出掛けて下さい。
・ステアリングラックより抜いたATFです、真っ黒になっていました。
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