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【フロントブレーキキャリパーの分解手入れ】

「リアーブレーキキャリパーの分解手入れ」 もご覧下さい。

キャリパーシリンダー状況1

・2001年の9月にブレーキ回りの大リフレッシュを行ったのですがキャリパーの分解手入れも行いました。

・私がこの車を買ってから初めての手入れですがかなり長期間手入れしていなかったようで汚れは凄く、またシリンダーのシールから外の部分は錆などが出ている部分もありました。

・全体には丁度メンテしなければならない時期でした。

・これらキャリパーの4枚の写真は小さくて見難いので拡大写真の方をご覧下さい。
キャリパーシリンダー状況2

・このメンテナンスもそうなんですが1人で作業をしていると肝心なところの写真を取り忘れていて編集作業をしているとあれもこれも写真を撮っておけば良かったなぁと反省しきりです、以下言葉だけの説明になり申し訳有りません。

・基本的なところはオート○カニックなどのメンテ雑誌に掲載されている部分と同じですのでそちらを参照なさって下さい。

・まずダストカバーを外します、リング状のスプリングで上から押さえつけてあるだけなので簡単に外れます。
キャリパーシリンダー状況3

・次にピストンを引っぱり出しますがピストンの両サイドにマイナスドライバーを2丁掛けして上手く出てくればいいですが、そうでなかったらブレーキパイプよりエアーを掛けてやると一番抵抗の少ないピストンが飛び出してきます。

・かなりの勢いで飛び出してきますので板切れなどを当てて養生しておきます。

・ピストンが取れればシリンダーの中に付いているシールのゴムを小さなマイナスドライバーなどで引っぱり出します。
キャリパーシリンダー状況4

・全ての取り外しが終われば外観からピストン、シリンダーの内部まで綺麗に掃除をします。

・特にピストンとシリンダーの内部に異常がないか十分チェックします、損傷がひどいようならそれぞれ交換します。

・ピストンとシリンダーは1000番程度の水ペーパーでスラッジやダストカバー周りの錆その他を綺麗にしておきます。

・ブレーキオイルの通路もエアーを通すなどしてゴミが詰まっていないか確認します。

手入れ前のエアー抜きプラグ

・エアー抜きプラグを取り外したところです。

・通常は左の頭の所にゴムキャップを被せて水が入らないようにしているのですが、紛失したりしてキャップを付けてないとこのように水が入り錆びてきます。

・キャリパー本体とシールしている部分は段付きになっていますがあまり良くありません。

・どうしても漏れが怖いのできつく締め付けてしまいがちなのである程度は仕方有りませんが。
手入れ後のエアー抜きプラグ

・ワイヤーブラシで汚れや錆を落として綺麗にしました。

・これらは安い部品ですので全数交換しても良いのですが、今回買った物はリヤーのキャリパー用でサイズが違い取り付けできませんでした。

・フロントとリヤーでサイズが違うのですね。

・従って今回エアー抜きプラグは流用しました。
ピストン、ダストカバー、スプリング

・取り外したピストンとダストカバー、ダストカバー押さえ用スプリングです。

・シリンダーのシールの写真がありませんが断面は四角のOリングです。

・ピストンは異常がなかったので手入れをして再利用しました。
旧ダストカバー

・取り外したダストカバーです。

・ゴムがひび割れしていたりこのように破れる寸前だったり、穴が空いていてシリンダーのリブが少し錆びている物があったりしました。

・メンテのタイミング的には丁度限界だったようです、もう少し遅いとここが破れて水が入り、シリンダーなどに錆が発生してピストンの固着などのトラブルに発展します。
キャリパーシールキット

・キャリパーのシールキット1式です。

・ダストカバー、シリンダーシール、ダストカバー用スプリング、エアー抜きプラグ用ゴムキャップがセットになっています。

キャリパー手入れ完了

・今回は一寸おしゃれをしてみようとキャリパー本体を黄色に塗装してみました。

・ブレーキオイルが付くとすぐに溶けてしまうのですが・・・・・・・

・シリンダーの内面、ピストン、シールにブレーキグリースを薄く塗ります、無ければブレーキオイルをしっかり塗り込みます。

・シールをシリンダーに装着するときにはシールに傷を付けないように素手で行って下さい。

・ピストンを静かに押し込みダストカバーをピストンの凹部にはめます、ダストカバーの外周部はキャリパーに被せるようにしてリング状のスプリングで押さえて完了です。

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