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【フロントショックアブソーバーの取り替え】

平成13年12月にショックをモンローセンサートラックに取替しております。
詳細は 「リヤーショックアブソーバー取替」をご覧下さい。



フロントショック新,圧縮状況
フロントショック下部取付
フロントショックの圧縮解除
フロントショックの圧縮解除(前方より)
フロントショック全景
・先日家を出て走り出してすぐのカーブを切ったときに後輪が何か揺すられるような感じがしました、帰って車体の4隅を揺すってみると左後輪のショックの減衰が悪くなっていました。

・他の3箇所は押さえてもほぼ1度の上下動でしたが左後輪は2度ほど上下します。

・メンテの月刊雑誌など物の本によるとこういうやり方では正しい判断が出来ないと書いてありましたがどういうやり方が良いのかは書いてありませんでした。

・しかしヘインズのXJ−6(XJ−40)のマニュアルには車体を揺すってみる方法が書いてありましたので、この方法でも間違いではないと思います。

・フロントのショックですがこれはスプリングとは関係なく単独で付いているので少し作業がやりやすいです、しかしボルト類はかなりきつく締めてあるので弛めるのが大変でした。

・まずボディー側のナットを弛めますが左は冷却水のヘッドタンクが邪魔をしてやりにくいです、外そうと思うのですが取付ナットが供回いして弛めることが出来ませんでしたので諦めました。

・ボディー側のナットはダブルナットでしっかり締まっています、ロック側のナットを弛め次に締め付け側のナットを弛めますが本体ごと回ってしまうため、本体側の軸の切り欠きにモンキーをかけて回らないようにして弛めました。

・車によってはダブルナットではなくゆるみ止め付きのナットを使っているかも知れません。

・次に下部のボルトの取り外しですが、ナット側はステアリングアームが邪魔になってボックスレンチが入らないのでメガネレンチで回り止めをしてボルト側を弛めます。

・このボルトがまた滅茶苦茶固いので工具をしっかりとあてがい弛めます、ボルトの頭をなめてしまわないように注意して下さい、一応工具をパイプなどで延長しなくても弛む固さです。

・足周りの作業に使うソケットレンチはハンドルをソケットに差込むサイズが 1/2 インチ以上の物を使って下さい、時には全体重を掛けるくらいの力でしめる必要がありますので、小さい物では工具が潰れてしまいます。

・ボルト類を弛めてしまうといよいよショックの取り外しですがガス圧がかかって伸びているのでそのままでは取り出すことが出来ません。

・柔らかいショックなら何とか手で縮めながら取り外すことが出来るかも知れませんがここでは車の自重を利用します。

・フロントのロアーアームにジャッキを掛けて持ち上げるのです、車体が浮き上がらなくてもショックが縮まればOKです。

・そうしておいてショックの上下の首の部分にひもを巻き付けてショックが伸びないようにします。

・次にロアーアームのジャッキを下げて行くとショックはボディー側の取付穴から抜けてきます!

・今度は新しいショックを取り付けるのですがこれもいっぱい伸びているのでそのままであれば入りません。

・ここでさっきと同じテクニックを使います、ショックに体重などを掛けて縮めた状態を保ちながら上下の首の部分にロープを巻き付けます。(ボルトが通る軸穴には通さないようにボルトが付けられません)

・これでショックはすんなりと入りますのでまず下部のボルトの取付を行います、締め付けは出来ればトルクレンチを使って下さい。

・次にひもを徐々に弛めながら上部をボディ側の取付部にはめ込みます、この時ゴムブッシュや平ワッシャーなどの入れ忘れ、順番間違えなどのないように注意してください。

・後は上部のナットを元通りに取り付けて緩み止めなどが有れば忘れないように付けて終わりです。

・右前のショック交換時は上部の取付ナットを緩めるときに手が入らないのでエアークリーナーを外して作業をします、こうすれば楽に早く且つ確実な作業が出来ます。


・なお、ご参考までに私が聞いたり調べたりしたショックの種類とダンピング特性などはリヤーのショック交換の部分に記載していますのでそちらをご覧下さい。

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